開催報告:第6回 (10月振り返り)VYC ビジョナリーよるカンファレンス
みなさま、こんにちは!
VC事務局のなつむん(幡中なつむ)です。
今回のレポートは、私がお送りしますよ♪
2021年11月4日木曜日、よる8時、Zoomで、第6回「ビジョナリーよるカンファレンス」を開催しました。
前回のビジョナリーあさカンファレンス(VAC)、10月21日から2週間、この「2週間」というのが実に絶妙なタイミング。
わたしたち事務局が、一番メインのVACの次に、あるいは同じくらいの 情熱を傾けて作り込んだ活動、 ぜひ、みなさんにVACとセットで来てほしい活動、 そして、誰よりわたしたち自身がすごくほしかった活動が、この、VYC、「ビジョナリーよるカンファレンス」 です。
それは一体、どういうことなのか。
読みながら、感じていただけたら、嬉しいです!
では内容、行ってみましょう!
VYCの位置づけ・目的とは?
【改善の場】 立てた目標、忘れていませんか?
- 行動ができていても・いなくても、現在地点を把握する
→ 全てにOKを出して、次の行動につなげる - 目標と作戦の効果性やビジョンと目標のつながりを改めて考える
→ 感じてみることが大事。考えた自分にOKを出そう - フィードバックの言葉(質問の型)が設計されている
→ 他メンバーから聞かれることでより内省が進む
ビジョナリーカンファレンス(VC)には4つの活動があります。
その中で、このVYCは、VACの2週間後(ときどき3週間後)にあたる、「翌月第一木曜日」に設定されています。
VACで立てたビジョンや目標について、振り返り、内省する時間です。
でもね、振り返りって、結構、つらくないですか?
立てた計画を完璧にやりきっている方には、なんらつらくないのかもしれませんが……。
できたこともあれば、できなかったこともある、そんな中で振り返ったときは、「私、これ、できた!!」というところよりも、つい、「あー、あれもこれもできなかったー……」という方に、目が向きがち。それだと、振り返ることも、だんだんつらくなってきてしまうと思うんです。
だから、このVYCでは、皆さんにこう、声をかけます。
「できていても、できていなくても、振り返りをした、まず、そんな自分に、OKを出しましょう」
そうです。振り返ったらもう、「改善」のスタートラインには立てているのですね。
ここからスタート。そう思えば、できなかった現実も、すっと受け止めやすくなります。
ひとりでは振り返ることも面倒くさい。
わざわざ時間を取ってできない。
振り返ると勝手に凹んでしまう。
そんな人ほど、ぜひ、一度、VACで書いたV-PREPシート・ノートを持って、このVYCに来てみてくださいね。
あ、そもそもVACで書いたV-PREPシート・ノートがないよっていう方は、「VAC」や「はじめてVC」で、書いてみましょう!
5分間で振り返り!
では、さっそく、お手元にV-PREPをご用意いただいて、振り返りの時間です。
観点は大きく3つ。
実行度チェック! | 作戦(Reason)と行動(Example) |
---|---|
つながりチェック! | ビジョン(Vision)と目標(Point) |
効果性チェック! | 目標(Point)と作戦(Reason) |
この3つ、実際のV-PREPシートを書いたことがある方ならわかるかと思いますが、V-PREPシートの構成と見比べると、結構、不思議な順序でチェックをします。
シートの上から順なら、 つながり、効果性、実行度、 のほうが、よほど素直なはずなんですよね。
でも、実は、この順番にも、設計された意図がちゃんとあるんです!
ビジョナリーカンファレンスは、あさ・ひる・よる・勉強・はじめて、5つの活動を通して、みなさんに「気づきと行動の場」を提供しています。
VACでは ビジョン、目標、作戦、行動、を考えますが、前回のビジョナリーあさカンファレンス(VAC)、森泰造さんがミニセミナーでおっしゃった言葉の通りで、「一番難しくて、一番大変なのが、行動」です。
だから、VYCでは一番最初に、【行動の実行度のチェック】をします。
どんなに素敵なビジョン・目標・作戦があっても、行動しなければ始まらないから。
現実を変えてくれるのは最後は行動だから。
「行動、できる人になろう!」
実行度を最初にチェックするのには、みなさんへの、そんなエールが込められています。
次に、ビジョンと目標のつながり。
これが2番めなのは、このつながりを感じることが、根源的なパワーになるから、目標に向かう行動の「やる気」「その気」をすごく育ててくれるから、だけど、必ずしも繋がりが感じられない、それも普通だから、です。
ビジョンと目標。
未来の青写真と直近の数値目標。
いわば、夢と現実。
「あの夢は、この現実の先に、たしかにある」
そう感じてほしいから、チェックポイントとして掲げています。
最後に、効果性のチェック。
V-PREPシートをよく見て頂くと、目標と作戦の発表は
「私はこの目標を達成できます、なぜなら作戦1,2,3を実行するからです」
という文(Point結論に対するReason理由という構成)になっています。
これは、「目標はこれです。そのための作戦は1,2,3です」という言い方とは、全く違う、異次元のパワーのある言葉。
では、「本当に、そう、なっていますか?」「この作戦を実行したら、目標を達成できますか?」
もちろん、現実はV-PREPで書けるより複雑なこともあるので、作戦3つで即達成、というよりは、「より効果性の高い(行動して意味のある)ことを挙げられているか」という目線でOKです。
でも、シビアに検証してみてほしいのです。だって、作戦を実行したからには、目標に届きたいですものね。
私は今回、この3つで振り返ってみて、新しく立てた行動が、気持ちばかり焦って、できていないことに、気づきました。
また、目標はたくさんあっていいと思っているのですが(by 7月VAC山本なつみさんミニセミナー)今、自分がむかうべきは本当にこの目標なのかなぁ、という迷いを感じました。
こうした「自分の中の違和感に気づくための時間」、あえて立ち止まる5分間、とても貴重だと思います。
このチェックポイントでの振り返り、ぜひ、VYCで一緒にやりましょう。
ご自身のV-PREPがまた「シンカ」するのを感じて頂けることと思います!
~真髄は「質問の型」にあり~
VYCのブレイクアウトセッション
振り返りの観点だけで、結構語ってしまいましたが。
VYCの真骨頂は、むしろ、ここから! なのでございます。
VYCでも、VACのときと同じく、3名~4名のブレイクアウトルームにわかれてグループで話す時間を持ちます。
しかも、結構たっぷり、1時間近く。
そして、そこで話して頂く内容に、一つの、制限を設けています。
それが、VCオリジナル、VYC専用「質問の型」。
- 深堀りする=具体化する 質問が、3つ
- 広げる 質問が、2つ
- 意味づけ・意義付け を尋ねる質問が、3つ
ここで設ける一つの制限とは、
この型の中から、質問をしていただきたい、ということ。
少なくとも、最初の1周は必ず、この中の言葉を、文脈を変えないで、投げかけてみていただきたい、ということ。
質問の型には、ご本人の内側に語りかけ、尋ねる言葉が書かれています。
VYCは、目標をフォローアップし、内省を促進する、改善の場。
本人にとって、考え込み、自分に問いかけ、言葉を紡ぎ、気づきが生まれる、そういう時間にするための仕掛けです。
「質問の型」
そこにはどんな言葉が書かれているのか。
ここでは、あえて、お話しません。
なぜなら。
あなたに、実際に、来ていただきたいから。
現場で実際に使ってみて、そこで、味わって、感じていただきたいからです。
この魅力は、この紙面で伝えきれません。
だから、ぜひ実際にVYCに参加してください。
参加くださった方が、「この、質問の型が、いいですね。」
といってくださるのは、例えばこんなことです。
- (質問する側として)型があるから、自分の言葉ではここまで本質を突くようなことは聞けないな、と思うことを、聞ける
- (質問する側として)発表した方の背景などを細かく知らなくても、初めて来た人でも、躊躇なく、スムーズに質問ができる
- (聞かれる側として)とても深く本質的なことが考えられる
- (聞かれる側として)人から聞かれて答えるうちに、自分で自分の真意に気づく。口から先に言葉が出て、自分、そう思っていたのか、って。
この感じ、ぜひ、味わっていただきたいです。
私自身は、というと、今回、長考するパターンでした。
できなかったー……と思っていたことについて質問をもらい、思わず、その場で黙り込み、考え込みました。
結果、足りなかったパーツが見え、次の行動がわかってきました。
一見つまらないことでしたが、自分にとってはそこがキーなのか!と気づきました。
(後日談:そして翌日、まさにそれをやりました。その日から、それまで一度もできていなかった作戦を5日連続で行動できています!)
また、振り返りの5分間では「本当にこの目標なのかなぁ」と迷っていたはずなのに、投げかけていただいた質問に対してあれこれと思いをはせ、言葉を紡ぎ、語るうちに、「これはこれで良いんだ、やりたいこととちゃんとつながっているんだ」と感じることができ、安心して、目標を据え直すことができました。
私のグループの他の仲間は、目標との差分を改めて意識し、やるべきことがより明確になって、まずここから行動していく!という宣言や、無意識に避けていたところ・このままでは足りないところに気づいて、意識と行動を変えてチャレンジをしていく!という宣言をされました。
深いところからの実感のこもった言葉・宣言がじわーーーーっと出てくる、とても、静かに熱い、良い時間でした。
型どおりの質問を、他の方から問いかけてもらうことで、自分では気づかなかったり、無意識のうちに避けているところへアクセスできます。
このブレイクアウトルームの空気は、何度参加しても、どんなメンバでも、かなり神がかったものになるのを感じます。
まさに「場力(バリキ)」。
ぜひ、VYCで、仲間の輪の中で、この空気感を、場を、味わってください。
ご参加、お待ちしています!
みなさ~ん、どんなお話が出ましたか?
ブレイクアウトルームから、メインルームに全員が戻って、ここからは各ルームの様子をシェアする時間です。
今回も、各ルーム、いろーーーーんな、気づきがあったみたいですよ。
・やっぱり、質問を頂いたことに対して回答しながら、「自分がこれをしたかったから、これを作戦にしたんだ、目標にしたんだ」、と気づけた、自分の言葉の裏付けに気づけたことがあった
・また新たに、そこから、これもしたい・するべき、という点にも気づくことがあった
・メンバそれぞれが、似たところで、気づきを得ていた時間だった
・貫禄の「いい声」でファシリテーションをしてくれたので、より、深~いところから、自分の言葉が出て、本音に気づけたのかなぁとすごく思った
・今日もすごく良かった、質問によって、朝の発表だけではわからなかったことが見えてきた
・特に、あるメンバの作戦が、どうしてその作戦なのかを、今日初めて知った。いろいろなコミュニティで人間関係を構築している。素晴らしいなと思ったのは、自分自身も以前、別の目的で、様々なコミュニティに参加したが、自分のことばかり考えている人にしか出会えなかったのに、彼はいい関係を創ることができていること。もし、みんなで彼の話をまとまって聞く機会があったら、うまくお互いに協力し合える人との関係構築・その成功の秘訣を語ってもらいたい、それで一つ講義ができるくらいだと思った
・ダイエットにV-PREPを使って成功していて、その目的が「V-PREPの有効性を示したい」、そのためのシェアだと。ひとりひとりの成功は点だけど、これがつながると線になり、再現できる様になると面になる、そんなことまで考えているのがすごい
・楽しかったです! & いやぁ~良かった!
・作戦の進んでいなかったところの発表が多かったが、最終的には、全員が、力強い宣言ができた
・目標に対して行動をカレンダーに書き込めてなかったので、書き込みます!との宣言
・10人に紹介をお願いしていく、という宣言。「人にものをお願いする」というのは難しいところがあるが、具体的な行動を強く宣言していた。ビジョンのためにこれをやるべきだというところにたどり着いているということだと思う
・出版に向けてのスケジュールが遅れている。自分の弱みをみなさんにさらけ出さないと、達成させるのは難しいなと改めて感じた。不足を今日明日でやりきる!という宣言をした
・みんなを応援したい、行動に火をつけるような、グサッと来るようなことを敢えて言い、なにくそ!と思わせたい、という仲間の思いに胸が熱くなった。 → 人生の先輩やすごい人だなと思うメンバで、人からお尻を叩かれるようなことは誰にも言われないだろうなと思った。その割にあれがこれができなかったと真面目な反省が多かったので、僕くらいに言われれば「チッ」となって腹が立って行動できるのでは、という発言をしたところ
・ファシリテータの練習をさせてもらった
・作戦をほぼ100%に近い状態でできていて、ここからどうまた使っていくかを検討していた
・目標を、成果目標から行動目標に変えた
・Youtubeの投稿本数がうまく上がっていなかったが、自分の動画を見返して改善することで自信をつけ、今後、投稿を増やしたい
・目標設定から変えたほうが良いというアドバイスを貰えた。次の時までに具体的でわかりやすいものに見直したいと思います
いいですねぇ、いいですねぇ。
わーっと盛り上がるところ、じわじわっと気づきが来るところ、その日のメンバ、その日の内容によって、いろんな深まりや広がりを見せてくれます。
今日からの、明日からの、みなさんの行動を後押しできたなら、それが最高の成果です。
ガクさんから ~目標は数値化しよう~
最後に、代表のガクさんから、目標について、一言お話がありました。
「もしかすると皆さんの中にも、そうでない目標の人がいるかも知れないですが、目標は、数値目標にすることが大切だと思っている。
ちゃんと自分で評価できる、できた・できないが見える形にすることが大事。
ビジョンは世界観なので、そうでなくてよいが、目標は、数値化できる、How many, How much の部分を、ちゃんと表すと良い。
意外とそうしていない人もいるのではないかと思うので、改めて。
目標なので、数値は入れたほうが良い、そういう会にしたい、と思っています。 」
さすが代表!良いこと言います!
ぜひ、みなさんも、目標を立てるときは数値化しましょう。
V-PREPシートの目標の型、「何を、どれだけ(How many, How much)、いつまでに」に沿って立てれば、それに近づけやすいですね。
しかし、ん? 私自身の目標、今見直すと、ちょっと曖昧(達成がはっきりしない)かもしれません。
これは、要見直し!ですね。
ガクさん、ありがとうございます!
さて。
長いVYCへの愛のお話も、そろそろおしまいです。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
奥深い VYC ビジョナリーよるカンファレンス の世界、お楽しみいただけましたでしょうか。
ビジョナリーカンファレンスの活動全体では、VACがまずメインです。
そこで、あなたの V-PREP(ビジョン、目標、作戦、行動)を「創造」します。
VACは、月に1回、その中間に、この「VYC」のクサビを打ちましょう。
約2週間毎というこのサイクルは、行動・実践でき、振り返りもできる、適度な時間もありつつ、考えたことを忘れずにいられる、絶妙なタイミングで巡ります。
VYCでの、仲間の手を借りた内省による「改善」は、毎回、自分でも予想できないところまで、あなたのV-PREPを更にシンカ(進化&深化)させ、あなたのシンカ(真価)を発揮させていきます。
続けて参加いただくことで、気づけば、新しい自分と出会っているはずです。
次回のビジョナリーよるカンファレンスは、12月2日の木曜日。
ぜひ、11/12(金)のはじめてVC、もしくは11/18(木)のVACでV-PREPシートを書いて、そして、このVYCに、おいでください。
お申し込みは こちら ↓ からどうぞ。
https://pag-presidents.jp/event/relation/915/
来月の活動で、みなさんと、そしてあなたと、お会いできることを、とても、楽しみにしています!
(文責:幡中なつむ)